高岡市美術館 / 内井昭蔵

内井昭蔵氏によって設計されたこの建築は高岡古城公園の
すぐそばにある。カモンパークを見たときはいまいちだと思いました
がこの建築はイイッス。どういう繋がりかは知りませんが、内井氏
の建築は富山にやけにあるので(知ってるだけで5つ)他のも見に
いこうかなという気にさせられた建築です。


 

カンバン

どういう意味がこの形状にあるのかは解かりませんでしたが、建物のいたる所にこの形状のデザインがしてありました。
個人的には、僧の印の様に見えました。というのも、この美術館で展示されている、村上柄人の作品に「念誦(籠の僧)」という木も彫刻の作品の印に似ていたからです。結構味のある彫刻で一見の価値あり(細い目で心の中をのぞかれている様な・・・)

 

 

 

 

駐車場から建物を見る

回遊性と言えば槇文彦ですが、この建築も写真の空間を取り巻くように、様々なアプローチが可能で、かつ出方の同様に多様で面白い。ソフト的な問題も多少残るが、展示室の前でチケットを切る方法で特に問題は感じなかった。

所でこの形、そう○二つなのです。(カンバンと同じ)

このまま、右手前の階段を登って、左上の入り口にたどりつきました。(1通目)

 

 

 

 

道路からのアプローチ(車で来るとこちらからはアプローチしない)

建物のデザインはさすがに奇麗にされている。アプローチでボリュームを切り定番のヒュウマンスケールのデザイン手法である。建物も細かくボリュームが切られてカッコイイッス。

所で、このアプローチの屋根を支える柱は樋の役割もしていて、雨が入るとポチャンポチャンと神秘的(言い過ぎ)な音色を奏でていました。

 

 

 

 

常設展示室への階段

1階は企画、2階が常設展示室となる。二重階段で空間を埋めている。

 

 

 

 

常設展示室前の空間

ここの天井こそトップライトにすべきだとおもった。ただのドーム天井です。あれ可笑しいな、全形写真には、トップライトの様なものが・・・今度調べてきます。

 

 

 

 

ショップ、チケット売り場に繋がる階段

地下駐車場から、地下の入口から入って、この階段を登って(又は正面のエレベーター)チケット売り場に行く方法もあります。(まったく濡れません)

でもこの空間を、おみやげ売りにはもったいないような・・・

 

 

 

 

螺旋階段上部のトップライト

 

もう一つの方法は、地下駐車場からこの階段(中にエレベーター)を使って外部にでて、グルッと廻って入口に行く方法もあります。(ナイスな空間です)

もう一つ、普通の出口もあります。

通常、美術館のアプローチの方法と帰る方法は一緒になりがちですが、できれば変えたいものです。そこらへんを上手く地下駐車場というものを使って、建築とボイドを絡ませて上手く設計したプランだと思った。

 

 

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