国際会議場内観(大手町フォーラム) / 槇文彦

あまりにも見所がいっぱいあるので、内観、外観を分ける事にしました。
この建築は基本的には出入り自由だが、行事がないと3階に行くこと
は出来ませんが、一階事務室で許可をもらえば見せていただけます
くれぐれもかってに入っていかないように(警報装置が作動します) 。


 

ホールから富山城をみる。

この建物の城址公園に一番近いコーナー部にエスカレーターが設置されていて、上に行く途中で必ず視界に入ってくる様になっている。また、ある程度意識づける為に、格子を使って、見る→動く→動く→見えそう→見る、といったようなリズムを作りだしている。

 

 

 

 

多目的ホールからガラスショップ(左手)喫茶店(正面)をみる

カラスの作品展をはじめ、写真展などが時々行われるホールです。このホールには東山かいの弟子の作品が飾られているが、師匠には遠くおよばない出来なのが残念です。デテールの事は言うまでもなくシャープです。ショップや入り口の高さが低めに抑えられてホールとのメリハリをつけているのもよかったです。後、床の目地とガラス壁に目地が揃っていれば個人的にはいう事なしです。(入り口に合わせてありました。全部揃えるのは、さすがに無理か・・・)

 

 

 

 

2階多目的ルーム前から1階を見下ろす。

僕の家から近い事もあって、この建築には何回も足を運んでいますが、行く度にその洗練されたデザインにしびれてしまいます。

 

 

 

 

集会場前のホール

意外とこの空間でも、イベントが行われていたりします。個人的にはこの階には格子は必要ないんじゃないかと思うのですが・・・せっかくの富山城が全然見えない。外観的にリズムがほしいのは解かりますが・・・これは必要ない。

 

 

 

 

2重階段

たしか2重螺旋階段はダビンチが、一つの城に何人もいる女中が顔を合わさない為に作ったものだったと思うが、この場合は、単なるデザインだけの為に使われている。一重だと、間が開きすぎて間の抜けたデザインになってしまうからだと思われるが、このデザインのお金のかけ方はうらやましいかぎりです。今日、建具の値段が8万円上がるともめてた気がするが・・・ある所にはあるんですね!

 

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