城端町史館 蔵回廊  /ゴードン・ベンソン&アラン・フォーサイス

歴史的な町並みを残す城端町だが、その遺産である蔵をどのように利用するか
で長年話し合われてきた。最終的には歴史資料館となった訳だが・・・
個人的には、誰でも自由に使える施設にしてこの建物に直接アクセスする形を
取りたかったです。アプローチ酷すぎ・・・

 


 

ファサード

曳山会館に隣接する形でこの建築は存在する訳だが(写真左が曳山会館)はっきりいってそのアプローチは最悪である。
なんの変哲もないつまんない空間(曳山会館の)を通って次の写真の空間に繋がるのだがおよそアプローチと呼べるものではない。

てか、このファサードを見たときコンクリート部分の門を通って建物に入っていくのかな〜と思ったけどただの搬入口でした。

素材(銅板?)の感じは面白い感じでしたが・・・

 

 

 

 

曳山会館との接続部

建築家が回遊性を求めて設計しているのに、実際は一方通行になる事はよくあることですが、入っていきなり通行止めはないでしょう・・興ざめです。

この建築は歴史を感じさせる土蔵群の保存がテーマでこの建築では展示室になっている。

 

 

 

 

休憩ホール

で、その土蔵群を保存展示する為にこの建築は土蔵を包み込んでいる。土蔵を「保存」するという意味では一番効果的でかつ吹き抜け部を上手く作って、土蔵を上手く見せている。(写真左が土蔵)

この他に並べるという方式も考えられるが、曳山会館に隣接するという事を前提とするとそれは難しい。

 

 

 

 

展示室前二階廊下

アクリルのショウケースのようだが、まったく何も展示されていない。しかも、触れるとやたらぎしぎし言うし、手摺としては信頼しかねます。かぶせて、ネジで留めてあるだけだからな〜。

写真左の部屋は瞑想室かちょっとしたお話の場所みたいだが意味不明に狭いし、何処が見えるというわけでもない。

 

 

 

 

 

展示室

歴史のある蔵を回廊として展示室に使っている。おもむきの事は感じるが、このステンレスの手摺は何なんだ?光りすぎです。(黒か白のペンキを塗ってほしいです)

 

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