宮本三郎美術館 / ティー・エイチ・ティー・アーキテクツ   平面図

T.H.Kは三人の設計者の頭文字を取ったものだそうで、この美術館のコンペの為に
結成されたグループらしい。卒業設計も一人でやった僕は何人かで共同設計する
という仕組みがよく解からないが、一人だと見えてこない事が話し合う事で、見えて
きたりもするんだろうな多分。個人的には意見がまとまるをは思えませんが・・・


 

ファサード

既存の蔵を保存するというのが設計条件だったみたいだが、このくらいの敷地の場合そんなにパターン的には考えられない。大きく分けて、写真のような接続するパターンと蔵を取り込む(もしくは添える)プランに分けられる。
前者の場合、このH型プランの他に、似たような感じでロの字プランも考えられるがこの設計者はH型を選択してしる。まあ、建物の形もきれいに見えるし、展示物の量からもこのプランが一番適切なようです。

 

 

 

 

裏側(駐車場側)

プランをする時にやや気になるのがこの駐車場からの動線です。北陸の美術館であればその半数は車での来客であるはずなのだが、やや気は使っているものの所詮は裏側の動線である。もし蔵に添えるプランンにして横からアプローチするプランにすればこの問題は解決しているのだが・・・一長一短というやつです。

 

 

 

 

メインアプローチ

鉄の支柱がいいリズムを作っていますが、前庭にもう少し緑があってもいいように思えましたが、でベンチなんかあって、公園とかねた感じにしたら、もっとよくなってたような気がします。

 

 

 

 

駐車場からチケット売り場の方に来たら

ここでチケットを買って、左手の通路から展示場に行って上のブリッジを通って写真右の階段から戻ってくるというとても回遊性に富んだプランです。

 

 

 

 

展示場前

 
この階段を登って右手の展示室を通って向こう側から出てくる事になるわけです。蔵の構造を見せる事で展示空間をデザインしていました。

 

 

 

 

ブリッジ

 
蔵を通って、増築側の展示室に行くとき渡るブリッジですが、光に溢れていて気持ちがいいです。

 

 

 

 

喫茶店

 
蔵や建物に入って行く人、前面道路を通る人を見ながらお茶ができます。鉄の支柱に対してガラスの棚が横にスッと入っている感じがちょっと気に入りました。家具も結構カッコイイです。富山出身の職人さんらしいです。

 

 

studioそら一級建築士事務所