氷見市立海峰小学校 / 長谷川逸子

氷見海岸沿いの170号線から少し山の方に入るとその建築は姿を見せる。
170号線は海越しに立山連峰が見え、空気が澄んでいれば景色は最高だ!
近くにあるホテルマイアミの離れの温泉もまあまあなので、近くにある
氷見市海浜植物園、氷見市立仏生寺小学校とやや離れて子供絵本館
と廻った後に温まれば、長谷川逸子ツアーの出来上がりです。

暖かく見学させていただいた校長先生ありがとうございました。


 

正面ファサード  
大通りからはアプローチせず、東側のやや細い道路からアプローチすることで、教室が南側を向くように設計されている。

 

 

 

 

グランドから校舎をみる。

 
南側に湾曲する形で教室が並んでいる。体育館とコの字型を作り、お互いに意識しあう形態をとっている。

 

 

 

 

玄関脇から体育館、校舎間の中庭をみる。

 
建物を湾曲させて、H型の形態のもつ、建物の一体感をより強調している。

 

 

 

 

理科室前から教室の方を見る。

 
やっぱり人が動いてうるのを見るとちょっと楽しくなる。もし向こう(教室)側に、友達を見つければ、走って蹴りをくらわせたくなるような・・・いろんなところが見えるという事はいろんな刺激が生まれえるという事、その意味ではこの建築は南を向きながら、湾曲させる事でロの字に負けない、建物内の刺激に溢れるすばらしい建築だと思いました。

 

 

 

 

図書コーナー

 
建築的には素晴しいこの建築も冬場はかなり寒いらしい。床暖房が設置されてるそうだが、どれだけやっても廊下等に熱が流れて寒いらしい、本には床暖房は上下の温度ムラがなく吹き抜け空間に最適と書いてあるが・・・確かに床暖房は放射、接触で快適な環境を作りだすが建物をなかなか暖めれないので、建物からの(特にコンクリー)冷放射(正確には人から建物に熱が移る事)によって、体が冷えるのが・・といっても他にいいシステムもないし・・・どうすればいいんだ〜

 

 

 

 

教室前廊下

 
ポリカーボネートの中空パネルですが、人が通った気配が解かるし、空気層の断熱効果も期待でき結構いいなと思いました。でも先生の話だと、換気ができない、プリント等のはる壁が少ないとの事でした。教室は排煙窓があり、レバーを廻せば高低差で換気できるのですが、手間がかかり誰も開けてないとの事。・・建築はむすかしいな〜。「しやすさ」これが大切なんだな!

 

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