原田の森ギャラリー /村野藤吾


このギャラリーは昭和45年に近代美術館として建設されたがH14.10.1に安藤忠雄設計による兵庫県立美術館にバトンタッチして
現在はサロンやギャラリーといったいわゆる文化施設に生まれ変わり、市民に利用されている。

 


 

 

 

正面ファサード

一階の部分はアプローチ部分なので外部に開かれ、二階は展示室として使われている訳だが、この手法は壁がとてもきれいに表現できるいわゆるオーソドックスな手法である。

国立西洋美術館/コルビュジェ

 

 

 

エントランス

いたってシンプルな構成である。前庭→ピロティ→ホール→庭と並列で構成されているだけだが天井高のわりには妙に開放感のある空間になっている。

意外とこういう並列の構成ってないが(空間の意味がおぼろげで面白い反面、ハッキリしない)最近では、SANNAの作品はこんな感じの平面構成が多いような気がする。

 

 

 

ピロティ

構造的に水平力を何処で受けているのか良く解からなかったが(まあ両サイドなんだろうけど)梁をピンで支持しています。建築では初めて見ました。阪神大震災の時には二階部分が水平にずれたらしいが、復旧活動により復元された。

又、ホールは両サイドガラス面となっているが、こちら側はどちらかと言えばパーテーション的に利用されている。

 

 

 

展示室前から中庭ごしに受付ホールを見る

この空間が並列に並んでいる感じがとてもステキでした。

並列サイコー

 

 

 

2階展示室へのスロープ

 

最近いたる所で白をふんだんに使用した部屋が見られるが、この時代にこの色使いとは!恐れ入ります。

吊り鋼管が空間にリズムを作り出していていい感じでした。

 

 

 

スロープから二階展示室をみる。

 
別にどおって事ない展示室ですが、天井のリズムがいい感じです。

 

 

 

階段室

 
この階段は建物後ろの駐車場(満車で停めれませんでした)、ホール、集会場を建物の後ろで繋いでいる訳ですが、とてもキレイな階段でした。

 

 

TOP
全国の建築
studioそら一級建築士事務所