YKK黒部寮 / ヘルマン・へルツベルハー
YKK社員の為のこの寮は、田園風景が広がる黒部市の中心部より
やや離れた場所に位置する。ヘルマン ヘルツベルハ (誰?)によって
設計されたのだが、外国人によって設計された建築は何処となく日本
のそれとは違う雰囲気をもっている。勉強になります。
入り口 | |
同じボリュームが6つ規則正しく横に並び、その真中が入り口となっている。こちらがメインエントランスで、裏側に駐車場用エントランスがあるのだが、分ける必要が感じられなかった。なにか特別なお客様用とかなのだろうか・・・(ちなみにこの日は僕はお客様でした。送ってもらった後、その人は裏の駐車場に車を置きにいっていました。まあ建物の前に車が置いてあるのはみっともないけど、めんどくさいプランだなと思いました。) |
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ランチルーム |
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トップライトによって、奥行きのある部屋の照度を確保すると共に空間に変化を与えていました。それと、右側のボコボコの壁は、館内や外壁のいたる所に見られました。型枠になにか卵型のものを並べたのか押し出しで型を作ったものだと思われますが・・・ |
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水の庭 |
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上の写真と反対側にある水の庭です。建物全体水に囲まれている。田園風景に建物を接続させるにはこの手法はもってこいだし、室内にも光の揺らめきが反射し変化をもたらす。 | |
建物間 |
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この建物は約100の住宅ユニットによってなりたっていてそれが6つのボリュームに分けられている。そのボリューム間を写真のように繋いでいる訳だが、橋の床と屋根をつなげない事で、透明感のあるデザインとしている。また、その間から差し込んでくる光が建物にドラマティックに陰影をつけている。 | |
個室 |
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基本的な個室のタイプである。天井高がやたら高いし、写真右に見えている椅子は危ないしすわり心地悪いし最悪でした。 | |
照明 |
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照明を建築化するのは、変更が効きにくいという欠点を除けば、見積もりにも反映しにくく、いい感じになるのでナイスな方法だと思います。ここでは、コンクリートに箱を埋め込んでそこに照明をつけていました。 |