東京カテドラル聖マリア大聖堂 / 丹下健三

行こう行こうと思っていて行かずじまいだったこの建築に今回(2003)
やっと行ってきました。


 

北側外観

美術の教科書にも載っているらしい、この素晴しいデザインは実は内部空間のデザインを覆っただけのものである。
方位を上手く利用した建築でした。

 

 

 

 

正面ドアを開けたら・・

上の写真のドアをあけたら、この場所に来るのだが、実際にはこの動線は結婚式以外では使われてないようです。写真右手の方に事務所があって、この空間には横からアプローチする事になる。なるのだが、それではこの建築の良さは感じとれないので注意しなければならない。この建築はまさに、正面のドアを開けてから、そのドアに戻るまでの動線をメインに考えており(当然ですが)それ以外はあくまでも補足動線である。

 

 

 

 

礼拝堂(南側を見る)

で、上のやや低い天井から一転広い空間にでる。(天井がRがかっていて飛び出すような感じになる)で、ゆっくり歩を進めるを正面の壁が包み込むように大きくなってくる。(ここの感じがとてもいいです。)若干トップライトの照明が強すぎた感じがあるのが残念だが、太陽をイメージしているのだろうか?

 

 

 

 

礼拝堂(北側を見る)

戻る時に両側の壁が迫ってくる感じがまたいいです。現実にじょじょに戻る感じがよく表現されています。だだ、照明の蛍光灯が完璧に見えてしまうのが残念でした。

がそんな事はどうでもいいくらいにこの建築は素晴しいものでした。

 

 

studioそら一級建築士事務所