ちひろ美術館・東京 /  内藤廣

この美術館はいわさきちひろが最後の22年かんを過ごした自宅跡にあります。
1977年に開館し、開館25年目の2002年にこの美術館に生まれ変わりました。
安曇野にある安曇野ちひろ美術館とは違い、街中にあり規模も小さいが、
住宅っぽい感じが、ちひろの絵と会っているし、とてものんびりできる感じで気に入りました。


 

前面道路から建物を見る。

幹線(新青梅街道)から少し入った所にあるのだが、はっきり言って見つけにくいです。何回、この美術館の前を通りすぎたか・・ここらへんみたいな甘い感じで行くと大変な事になります。すぐ地元の人に聞きましょう!しかし、その事はこの建物が閑静な住宅街にあり、のんびりできる事に繋がっている。

 

 

 

 

エントランス前

この右手がエントランスになるのだが、エントランス上部の庇が低く(1950mmぐらい)とても落ち着きがあっていい感じでした。最近の住宅なんかのエントランスは天井を高くしがちだが、このぐらいが落ち着きがあっていいと思うのだが・・個人的には2050mmぐらいが好きですが・・

 

 

 

 

展示室前通路

入口から来て、右に行っても左(多目的展示室)にいっても展示室ですがどの展示室前にも必ず風除室が設けてありました。この通路部分から好きなように外部に出れる計画の為に、この空間と区切ったのだろうが、やや面倒くさい感じでした。

 

 

 

 

入口の方を見る

正面の通路側から来た訳です。僕の後ろには展示室があり出てくるとちら側に視線が向けられ、入って来る人を出会ったり、食事している人の隣を歩いたり・・こういう風に展示空間が他の空間と混じり合う感じの美術館は楽しい感じになります。ただ、展示室をハシゴするなんてつまんないッス!

 

 

 

 

多目的展示室

 
エントランスが見えます。いわゆるH型のプランですが、庭越しに同じ建物が見えるのはいいですね〜。庭越しに喫茶店が見えますが、この視線の混じり具合がいいんだな!よくを言えば、この後同じ空間を通って、元の上の写真の位置に戻らなければならないのがちょっとつまん感じでした。又、扉を何回も開けないといけないし・・・

 

 

 

 

2階ホール

 
二階からも同じ用に中庭を見渡せるのですが、視線のレベルが変わるだけで、まったく違う世界が広がります。正面の木がもっと大きくなりば、もう少し面白い感じになりそうです。

 

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