養老天命反転地 / 荒川修作

この建築(?)の設計者である荒川修作は1960年代から記号や意味
をテーマにした世界的な前衛画家だったわけだが80年代に入ってからフランス
のピナールでの橋の計画を皮切りに空間表現を開始する。荒川自身は、
「絵画とは所詮、キャンバスという虚構の上の物でしかない」といっているが
(建築はリアルでそれ以外の芸術はリアルではないと言う事)どうも絵画に
飽きたみたいだ。(つまりリアルじゃないから)


 

全形

すさまじく危ないアスレチックであるが、荒川自身はこれを日常として提案している。ようは刺激的に生活しようと言う事なのだが怖すぎます。しかし、少しは言いたい事も解かる。例えば、地面に顔を近いづける(転ぶ、すべる)と、そこは日常(今までの)ではない。そこには様々な発見があり、その連続が荒川が言う日常なのだ。まあ極論なのだが・・・しかし、その極論がこうしてアスレチックとしてでも実現し、98年に都庁の臨海副都心計画コンペティションで特別賞を受賞しているから驚きだ。

 

 

 

 

建物全形(住宅?)

荒川が言う2重の地平線を表現したものだろうか・・・よく見ると屋根には地図が書いてあるのが解かると思うが、これは現状を上下に反転したものをズラシタものみたいです。錯覚をもたらすと言う事だとは思うが・・例えば、真っ直ぐ進んで行くと同じ場所に出てしまったとすると人は、「どうして」「不思議」「怖い」と思うだろう。この住宅も似たようなもので、錯覚を起こすことで、何かを求めているのだとは思うが解かりましぇん(結局は)

 

 

 

 

穴の中から木が!

これは危ない、危なすぎます。深さ2mくらいの穴の中から木が生えていました。落ちて打ち所が悪ければ死にます。う〜む恐るべし荒川ワールド。

 

 

 

 

なんじゃこら

意味不明です。でも木の周りの穴にガードがしてあってひと安心です。

 

 

 

 

休憩所もしくは住宅

 
意味不明ではあるが、もし彼の案が都市の一部としてこの日本で実現すれば、世の中に与える影響には期待できる。「住む力」が極端に外の民族より劣るこの国の国民に「住む」とは何か考えるいい機会になるだろうからである。

 

 

 

 

2枚目の写真の中

 
とりあえず寝れない事は間違いのない・・・そうこういう風に考える事をまず考え直せと荒川氏は言っているのだろうか。別にここで寝なくてもってやぱりここで寝たいですね!しかし、当たり前のように行われる毎日に刺激が足りないのは確かな事で、便利が一番とも限らない。自然の中で暮らせば学べる事が沢山あるだろうが慣れきった日常から得れるものは何もない・・・なにが良くて何が悪いか考える事、大切だとは思うがめんどくさいですね(だから日本人は駄目なんだ)

 

 

studioそら一級建築士事務所