黒部総合運動公園展望台 / 栗生明

黒部総合運動公園の隣を流れる高橋川沿いにこの建築はある。
見晴らしのよい風景に対して直行方向と平行方向に建物の軸がとられている。


 

見晴らしにたいして直行軸

建物を丘の上に建てる事で一度視界を風景に対して切っている・

 

 

 

 

丘を登って風景を見る

一度切られた風景は頂上でいきなり現れる。人は連続して風景を見続けるとその場、その場の風景を意識しない。電車に乗って徐々に風景が変わっていく事よりも、町のなかで例えば目を瞑り目を開けた時、田園風景が広がる方が何倍も感動するだろう。「途中を切る」この事は建築で最も重要な事の一つだろう。

 

 

 

 

風景と平行方向

直角軸は確かに感動するが流れの中にあってこそである。それに比べ、平行軸は感動こそないが時間がそこには存在する。
休憩と感動との2つを2つの軸を使って素直に表現した明確なプランでした。

 

 

 

 

川沿いの道

川沿いの動線を建築に取り込む。

 

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