瓦ミュージアム / 出江寛

琵琶湖沿いにある近江八幡のやや狭い街路を入っていき、こんな奥の方
にあるの?と不安になってきた所で左手にその建築は現れた。


 

エントランス

その建築は、いままで見てきたどの建築とも違って見えた。住宅並に細かく区切られたボリューム(ズバリ出江さん設計の住宅そのものです)、そこらじゅうに見られる瓦を使った遊びのデザイン。これがIZUE KAN WORLDか!

 

 

 

 

階段部吹き抜け

素材の使い方がとても面白い建築でした。外部が白漆喰の純和風の建築なのに、内部で鉄板、波型スレート、チェッカープレート等とても外観からは想像できない素材が随所に使われて、それがいいアクセントになっていました。さすが「トタンとペンキの数奇屋」を唱える人らしい作品でした。

 

 

 

 

2階展示室

両サイドに吹き抜けの穴があり1階の展示室と繋がっている。天井材に波型スレートが使われており、柱との雰囲気が絶妙です。

 

 

 

 

裏庭から建物を見る

建物を裏手に出るとそこには建物に囲まれるような感じで裏庭がある。春には桜が咲いて奇麗っぽいです。(見てないけど出江さんのホームページに写真があります)

 

 

 

 

中庭の鯉

 
とにかく遊び心が満載の建築でいたる所にこういった造作がなされている。この心を忘れて手際ばかり考えていたら建築家としては終わりだなと思った。(締め切りに追われるとどうしてもそういう所がおろそかに・・・反省)

 

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