ジュンポートアイランドビル / 安藤忠雄

神戸の三宮のすぐそばにあるポートアイランドの中にこの建築はある。
この建物は1985年に竣工しているが阪神大震災(1995)の傷跡も特に見られない。


 

南面ファサード

車で神戸大橋を越えると見えて来ましたポートアイランド!施設ばかりのせいか妙に生活感がなく、間の抜けた感じがする島だが、道路は広いし車はいないしで快適でした。で、やってきました!ジュンポートアイランドビル。言わずとしれた洋服メーカーの「JUN」のオフィス兼テナントビルみたいだが、アウトレットか売れ残りかしらないがとても安かった。

 

 

 

 

西側ファサード

敷地に対してL型のプランである。上の写真の芝生は北東にあたる訳だか、小山になっていて周りを柔かく空間を仕切っている。

 

 

 

 

西側入口

というか実際はこの建物に来る人のほとんどが車で来ているのだろうが、駐車場はこの右手にあり、壁づたいにちょっと歩けばこの入口に着く。

特にどうって事はないプランです。入口のホール部分に洋服が所狭しと並べられていて、狭っ苦しい感じがした。又、何処に続くかは不明だったが、幅の広い階段には雑然と商品が展示されていてとても身ぐるしいかった。

 

 

 

 

カーテンウォール下のSHOP

L型のプランなので当然向こう側のボリュームが目に入ってくるが、窓辺にだた洋服が展示されているだけで、特に面白味もない・・・救いは芝生が山になっているので空間としては抜けすぎず落ち着いた感じがでている。・・・が全体のボリュームが大きすぎるのでやっぱり間が抜けた感じがしてました。あと、どうしても洋服を展示する時は採光が邪魔なので当たり前のようにブラインドがしてあった(写真の部分はかろうじてしてない)。まあ商品が傷むから当然だが、そうなるとこの建築の意味ってなに?みたいな状態になってしまう。建築家としては色んな所で光を取り込んで行きたい所だが、商品を展示するという視線でも考えていかないと、ちぐはぐな建築になりかねない・・・

 

このホートアイランドにはこの建物の他にモロゾフP&Pスタジオビル(安藤忠雄)もあるので、ドライブがてら行ってみてはどうでしょう!

 

 

studioそら一級建築士事務所