水とガラス

目的:水とガラスの引き合う性質を探る

問題例:トップライトの結露、浴室の天井

 

実験方法

沸騰させたお湯の湯気で水滴を作り、どの程度で垂れていくか調べる

 

 

 

始めは細かくスリガラスの様だったが、蒸気が当たり続ける事で一つ一つの非常に小さな粒がじょじょに大きくなり、隣の粒と合体して大きくなっていく。

 

 

 

その繰り返しで水滴がドンドン大きくなり、自重で下に粒が垂れ下がって、中には落ちていく粒も見られるが特に目立ってぽつぽつ落ちていく状態ではない。蒸気はかなりの量で、銭湯の湯船の上部よりは当ててるつもりだが、銭湯の端部ほど落ちて来ない。
この事から、銭湯の天井面からの垂れは、当たり前だが、天井面全体の水滴が天井勾配によって端部に集められた結果だと言える。

 

 

 

で、傾けてみると水滴は勾配なりにガラス面を滑っていく。(*少しでも勾配をつけると流れて行きます。)写真のように端部に溜まり(*勾配の角度にもよるがホントの端部だけではなく少し幅を持って溜まっている。ガラスと水が引き合う事で抵抗が出来る為)押し出されるようにポツポツ垂れだす。

 

まとめ

水は多少の勾配で下側に流れていく
水はかなりの大きさの粒にならないと垂れない

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