舟戸公園ゲートと展望休憩所 / カルロス・ヴィラヌエヴァ

庄川沿いの舟戸公園にあるこの展望休憩所は、かつては材木を山から運ぶ水路として利用されて
いた庄川に親しむ為に(多分)建設された街顔プロジェクトの一つである。


 

全体像

山の緑と建物のコントラストが実に美しいです。で、鳥居の赤色がアクセントとして使われています。(これはいいかどうかは微妙です)僕が写真を取っている場所は美術館前の広場なんですが、この美術館には誰も入っていきませんが、この展望台と写真右下(見えない)のお土産屋さんにはそこそこ人の出入りが見られました。やっぱ展望台があれば人はそこに上りたくなりますよね〜ただだし(重要(^o^)丿)

 

 

 

 

エントランス

この展望台の下にある水辺の公園に行く道は2つ。この建物の内部を通るか、鳥居の下に続く階段を降りるかなんですが、この建物の中はアブやハエが飛んでいてわずらわしい!空間的には結構いい感じなんですが手入れがあまりにも行き届いていない!これじゃあ・・・ね

僕が思うに、下に行くにも展望台形式で外部形式として計画した方がいいんじゃないかと思いました。個人的には写真のようにコンクリートで風景を絵にするのは好きなんですが、やや奥行きが足りないのと、この建築の場合その後の空間構成がいまいちでした。この後に、いろんな方向を向かせる感じの建築にした方が良かったのに・・・

 

 

 

 

庄川沿いから建物を見上げる

ほら、見学に来た人が建物の中じゃなく階段の方で下に来ている。

人は見た感じの安全度、興味、等に総合で行き方を選択する訳ですが、階段に負けてるようじゃ話になりません。まあパット見汚いのも(中の机が壊れまけてるし・・)あるんでしょうが・・・

 

 

 

 

ガラス越しに庄川の風景を見る場所

この建築は3段階の庄川の景色の見方を提案している。@コンクリートの視軸が決められた風景Aガラス越しにみる少しアクセントを置いた風景Bそのまま見る の3っつでそれぞれの見方を体験してもらおうという意図らしいが・・・コンセプトがどうだろうが空間として面白くなければ話にならないのだが・・でガラスの間隔がせますぎます。コストの問題ですがもう少し広く円形にガラスを取ってほしかったです。後は、囲むとか・・

 

 

 

 

庄川を望む

何故ブリッジの先端が右に曲がっているのかは解かりませんが、程よい好奇心というやつは建築を楽しくします。大きくはねだしたプリッジは先端の方に行くと折れそうで、怖いのですがでも行って見たいみたいな・・来ていたカップルは楽しそうに「怖え〜よ!」とか言ってました。

 

 

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