住吉の長屋


日本の住宅建築の問題作であるこの建築は、実は日本の民家建築そのものである。古い民家に行くと(富山で言えば八尾等)

「道路に面してた団欒の場となりえる土間空間」「長細い建物の内部に光を取り込む中庭」「玄関の上部吹き抜け(やけに

開放感があります)」のような建築言語を利用した建物がいくつもあります。住吉の長屋は日本建築のいいとこを明確に表現した作品

であり、「移動の際外部を歩かせる」というただ一つのアイディアによって、中庭のメリットを極限まで高めた作品であると言えると思う。

デメリットも負けていません (^O^)/


 

 

1階平面図

利点 * 真中に大胆に中庭を取る事で、通常暗くなりがちな長屋の各室に光が差し込む
    *誰の視線も入ってこない庭
    *自然の変化をリアルに感じる
    *住宅に独得の雰囲気がでる

欠点 *部屋を大きくとれない
    *部屋の間を移動する時、雨に濡れる
    *自然の変化をリアルに感じる
    *靴(室外兼用のサンダル)で生活しなければならない
    *冷暖房費がかかる(移動の度に冷たい風が入る)
  

2階平面図
断面図
玄関の上が吹きさらしになっている。

 

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安藤忠雄
studioそら一級建築士事務所